空にかけたる 二次の夢

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『バック・トゥー・ザ・ヒーロー』購入

写真 1 (2)

表紙のポーズに惹かれて購入。
冴えない主人公カンクロウのもとに突然現れたニーナと名乗る少女は
実は未来から来た自分の娘でした、みたいなお話。

初めに書いておくと、タイムスリップ周りの設定はかなり大味なので
その辺の考証はしっかりしてないと無理!って人にはオススメしません。

絵もストーリーも粗が目立つところもあるのですが、その辺の欠点なんか
補って余りあるほどステキな作品だったので問題ないぜ!
ネタバレ完全回避は無理でも、直撃だけは避けた感想を下に。




とりあえずニーナちゃんが未来少女カワイイ。
意味ありげにほくそ笑んだかと思えば、次の瞬間にはアイスに目を輝かせたり
観覧車に乗って子供っぽくはしゃいでみせたりと、コロコロ変わるしぐさや表情に
どんどん愛着が湧いてきて、中盤以降は何でこの子が俺の娘じゃないの?
半ギレ状態で読み進めていました。 (錯乱?いいえ俺にとっては平常運転です)

だからこそ最初に読んだ時には、ニーナが辿り着いた結末が悲しすぎておおぉ……
別に救いの無いBAD ENDという訳ではないのだけれど、彼女自身の意志で決断し、
賢い頭で全てを飲み込んだ上での行動だとしても、観覧車やアイスクリームで
無邪気に喜んじゃうような女の子が迎えるエンディングにしては、あまりに切なすぎる。

ちなみに彼女がタイムスリップしてきた理由には、未来の地球が大ピンチだとか、
このままじゃ人類が絶滅しちゃうから救いに来たとか、そういう危機的状況や大義などは一切無いです。
それどころかむしろ改変しないままの未来ならば、彼女自身は幸せに生きることが出来た筈なのに。

そんな未来に背を向けてまで守りたかったものは、世界にとってはちっぽけでも
彼女にとって何よりも尊く大切なものだった訳で。

仮面のヒーローも悪の怪人も出てこないけれど、帯に偽りなく
この作品は紛れもない「ヒーローもの」だよなぁ。
誰かのヒーローになる、という行動をポジティヴでカッコいいだけのものにせず
その変身に伴う代償や悲哀も容赦なく引き受けさせるあたり、スゴイなこの作品!と感心しました。

ただ感心はしつつも、それを引き受けたのが年端もいかない女の子だっていう現実はやっぱり辛い。
ぶっちゃけ未だに受け入れられない部分もあったりします。

でもそれは主人公であるカンクロウも同じな訳で。
彼自身も決して全てを受け入れた訳ではないだろうけど、それでもその痛みを抱えたまま
彼女のために歩んでいくんだ、という決意を感じられるラストは胸にくるものが。
写真 2 (2)


裏表紙や宣伝文句に「ヘタレ男子」と書かれてるカンクロウですが、
要領悪くて冴えない男ではあるけれど、別にヘタレではないよなぁ。
わかりやすさ優先のフレーズで、特に深い意味は無いんだろうけどちょいと気になる。
誰かのせいで貧乏くじ引いても、なんでもないって顔で笑っていられるその姿勢は
普通に尊敬できるし、できれば自分もこうありたいなぁと素直に思える男ですよ。
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